ヘアケア商品のイメージが強いピュールですが、実はスキンケア製品の開発にも精通しています。自社の製品だけではなく、OEM製品の開発にも積極的です。
様々な商品開発を行う中で重要なことの1つが「エフェクティブ」をしっかりと確認すること。それは、開発している化粧品を使用することで期待できる効果をしっかりと得られるということを意味しています。
最近では色々な機能性を有したスキンケア商品が市場に流通していますが、スキンケアのもっとも重要な目的はお肌に潤いを与えたり、保湿をしたりすることです。
今回はスキンケアをすることでお肌の潤いがどのように変化するのかをご紹介します。
お肌と水分の関係
お肌は様々な機能を有する人体最大の臓器です。重量は全体重の約16%で、厚さは部位により異なりますが約3mm、その構造は上から主に「表皮」、「真皮」、「皮下組織」で構成されています。お肌は体の中を保護するだけでなく、見た目の美しさのためといった役割も持っています。
そのお肌が健やかに保たれ、臓器として十分な機能を保つために重要なのが水分です。お肌の水分はバリア機能の低下といった様々な肌トラブルを防ぐためにお肌のバランスを保つ重要なファクターです。お肌を美しく保つことは、お肌に必要な水分が常に存在していることです。しかしながらお肌の水分量は年齢、季節、環境によって大きく影響を受けてしまいます。
スキンケアでお肌に潤いは得られるの?
スキンケアはお肌に潤いを与え、バランスを整えることで美しいお肌を保つサポートをします。だけれども、スキンケアをすることで、しっかりお肌は潤っているの?やどのくらいの時間潤いは保たれるの?といった素朴な疑問を感じたことはありませんか? そこで、実際にスキンケアをすることでお肌の水分量にどのような変化が生じるのかを明らかにします。
肌の水分量の測定
実験では、ただのお水を塗った場合のお肌と、化粧水を塗った場合でどれくらいお肌に潤いが得られているかを比較してみます。さらに、その潤いがどのくらいの時間感じられるのかも見てみました。
\このためにピュールの研究員の方に化粧水を作っていただきました。/
測定手順
①まずは、それぞれの試料を塗る前の乾いたお肌の測定をします
②次に前腕内側に規定量塗布していきます。
③最後に時間ごとのお肌の水分量を計測します。今回は塗布後5分、15分、30分、60分毎に測定してみました。
結果を見てみましょう。下記に示すグラフはお肌にどれだけ水分が満たされたのかを示すデータです。
青いグラフが水のみ、橙のグラフが化粧水を塗布したお肌の水分量を示しています。縦軸がお肌の水分量、横軸が時間(分)です。
エフェクティブクリーンビューティのために
ピュールは、自社商品だけではなくOEM製品も手掛け、様々なコンセプトや限られた条件の中で最大限にエフェクティブなモノ作りを行うため、一つ一つを丁寧に取り組んでいます。
今回ご紹介させていただいたのはほんの1例ですが、今後もご紹介できればと考えています。